これは何
このページ( sanokazuya0306.com/lab )で公開していく研究メモについてのメモです。筆者が博士後期課程進学のために学んだことをメモしていきます。
この内容は随時、状況の変化によって変更することがあります。
最終更新:2026/09/22
筆者について
佐野和哉と申します。北海道情報大学情報メディア学部で講師をしています。北海道遠軽町出身で、メディアとコミュニケーションに強い関心を持ち活動してきました。詳細は sanoakazuya0306.com/me をご覧ください。
研究メモの背景
前提として、筆者は2013年に大学(工学部機械工学科目)を卒業し、会社で働いた後に2017年に博士前期課程(メディア表現研究科)を修了しました。その後フリーランスや起業などを経て2026年から大学教員を務めています。
研究メモについて記すには、私がどのような領域の博士課程に進もうとするかを明らかにする必要があります。領域によって求められるものがまったく異なると感じているからです。
私は理系の学部を卒業し、領域横断の修士を修了しました。文系と理系、そして領域横断の領域ではそれぞれ求められるものやアウトプットなどがまったく異なりますが(文系理系に限らず学問領域、大学それぞれでまったく異なる場合が多いです)、今回は大きく文系、社会科学系の博士に進学する場合のことについて書きます。
一般的に、博士後期課程には、博士前期課程からそのまま進学する形がほとんどです。その場合は普通は修士研究から地続きで研究計画書を書き、担当教員もほとんどの場合は変わらず、博士課程に進学するということが可能と思われます。しかし私の場合は修士卒業から10年のブランクがあり、変化の早いメディア論やコミュニケーション論を中心としようとしていること、領域横断系から専門領域の博士に進学しようとしていることなどを踏まえて、かなり勉強とアップデートが必要と感じています。
またこれは私の大学院、指導教員、当時の状況、そして私個人の問題に限られるかもしれませんが、領域横断系の修士であったこともあり、立脚する学術領域(ディシプリン)が明確でなく、また特定の学術領域についての知識も深くありません。だからこそできる研究や実践などは確実にあり、そこから得られたものも大きく、その環境に関しての不満はまったくありませんが、いざ博士課程に進学しようとすると「ディシプリンは何?」とまず問われ、博士進学を考える場合、私にとってそこが大きな足かせになりました。
そのため、私が専門としたい学術領域、そこに関連する領域をイチから勉強する必要があると感じ、各領域の入門書レベルのものをひたすら読んでいます。
研究メモを公開する理由
勉強するだけならわざわざ公開する理由はありませんが、大きく
- これまで自分がやってきたことであるから
- 格差を再生産したくないから
という2つの理由でメモを公開します。
これまで自分がやってきたことであるから
私は2012年、「無職の父と、田舎の未来について」というブログを書きました。それがきっかけでいろんな人と会って話をさせていただいたり、本を出していただいたり、さまざまなきっかけになりました。
それ以降、Xやnoteを運営して、それもさまざまな人の目に触れましたが、環境の変化を感じたり、自分の事業がうまくいかなかったりしたことなどを踏まえて、一度すべて削除しました。
それ以降はクローズドなコミュニケーションを続けてきましたが、段階的にその範囲を拡げたいと思うようになりました。その中で「Digital Garden」という考え方に出会い、自分の庭先の範囲で研究メモを公開していくことの可能性について考えました。
以前のようにガツガツ情報発信をしたくなくなってしまった自分のリハビリのためでもあります。すこし極端なことを書けば、SNSですぐさま暴力的な勢力が殴りに来る時代、自分の心理的安全性を確保しながらどのような情報発信が可能なのかを探りたいと考えています。
格差を再生産したくないから
博士課程の進学を検討するにあたり、率直に 「コミュニティ内外で情報の格差が激しい」 と感じています。「ディシプリンは何?」と問われ、それが重要なことは理解できますが、なんでそれを決めないといけないのかがわからない状態で、高圧的に接せられることの意味がわかりませんでした。
これはアートやビジネスなど、これまで私が足を踏み入れた保守的な領域ではどこでもそうなのですが、「◯◯とはそういうものである」と片付けてしまうとそこまでなので、そうじゃないあり方を探りたいと考えています。
私は北海道の遠軽町という辺境の出身で、周囲に博士課程はおろか、大学に進学している人もほぼいないような環境で育ちました。このことについては生涯向き合う問題なので語り尽くせませんが、少なくとも少年期にインターネットと接することによって、私個人は地域格差の影響を和らげることができたように感じているので、私が情報を発信しないことによって格差を再生産するような状況にはしたくありません。
この情報発信によってどれくらいの人にとって役に立つものであるのか、もしかすると単に有害なものになる可能性も否定できませんが、可能な限り私の道徳観における善意に基づいて発信したいと考えています。
備考
この研究メモは基本的に、検索にひっかかること、AIに学習されるものであることを拒否しません。 私自身が検索やAIを可能な限り活用しており、このメモもそれらを活用して制作しています。
ただし、クローズド/セミクローズドな場で話されたもの、通常検索やAIにひっかからない情報については、例外として検索やAIに引っかからない処理をすることがあります。 もしこの研究メモやウェブサイト上に掲載されているもので、当事者の情報として気になるものがありましたらお気軽に各種SNSのDMやメール (kazuya.sano@torch-inc.jp) までご連絡ください。